防災・減災ワークグループ:新型コロナウィルス対策:公開情報調査>東京都、小金井市編

2020年4月;小金井市での感染者8名の現状での情報調査

4月1日に1名だった感染者が二週間を経て、8名まで拡大して、小金井市でも遅まきながら、市内感染者数を東京都の対策本部報での市町村での感染者数の情報を公式サイトで、以下のように公表し始めました。そのページを以下に転載して、ご紹介します。

上記の公開情報についての説明は、三段落目に「なお、東京都においては、大都市の特性、感染経路への確認の支障及び人権侵害の危険性があることから、性別・年代・職業・感染経路は非公開情報とされています。」とあり、それゆえに小金井もこうした情報は公開していないことを明示しています。

実は、弊ワークグループでは、東京都の対策本部報という新型コロナウィルスの情報公開を本部設置当時から、全部を注目してきました。そのときに「一体、どんな基準で感染者の情報を公開しているのか?」という疑問に突き当たり、厚生労働省の情報公開に関わる基準をしらべました。それを以下にご紹介します。

「感染者情報」基本の方針は、「接触者情報:基本方針1」と「感染源との接触暦等:基本方針2」、「医療機関への受信・入院後の状況」基本方針1」と3項目に公表する情報の内容があります。さらに「個人が特定されないように配慮する」ことを前提に右側に追加事項があります。基本方針1では、「居住している市区町村・市町村が公表する場合は、国も併せて公表する可能性がある」という項目もあるのです。もちろん、行動暦についての公表情報方針もあるのです。

これを知った上で、今度は、東京都の対策本部報での感染者情報公開(3月19日段階、感染者が100名を超え、検査累計数が3000件を超えていた段階でのものです。)を以下にご紹介します。現在は、残念ながら、ここまで詳細な情報公開は停止され、年齢・性別、感染日が発生順に番号を振られて、記録されていることが明示されているだけで、以下のような検査履歴などの詳細は公開されていません。ただ、100名程度の段階では、詳細が掲載されました。

いかがですか?職業も症状も、発症後の経過も報告されています。これは、医療機関からの報告書なのです。現在、ここまでの情報が東京都から、公開されていないのはなぜなのでしょう?感染者数が多すぎるから?また、小金井市の公開情報は?当該保健所である多摩府中保健所などからの情報は小金井市には届いていないのでしょうか?または、近郊エリアにある感染症指定医療機関からの情報は届いていないのでしょうか?

感染症指定医療機関からはこうした情報は東京都には提示されているのです。当然、医療機関の報告義務ですから、現在も報告されているはずです。なぜ、私たちに届かないのでしょう?さらに市町村の公開する場合は、国は併せて公開する可能性もあるという公開方針はどう思われますか?皆さんの意見を聞ければと思います。できれば、小金井市の意見も聞きたいと思うのですが、いかがでしょう。

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