防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 緊急特集・地域ガイドラインづくり要望編>第9段階:その5

新たな変異への注目と情報収集へ

まだまだ、研究、調査が十分でない南米ペルーで発見され、感染拡大しつつある新規の変異株「ラムダ株」を知っておきましょう。以下に情報を掲載します。

Yahooニュースから
日本のとんでもない「ラムダ株(オリンピック関係者から)」への水際対策の実態
ナショナル・ジオグラフィックからの情報

これまで比較的エリアが限定されていたラムダ株だが、7月には米国でも見つかり、この3週間で1060人の感染が判明したようです。すでにデルタ株が広がっている国では、あらたにラムダ株の拡大兆候が見られることはなく、国内での感染拡大の状況や、研究機関の調査データに世界からの注目が集まっています。日本に期待できない以上、ラムダ株にワクチン効果はあるのか、感染力や重症化率はどのくらいなのか、などの調査結果が、米国から発信されることに着目していきたいと思います。

<この項 了>

防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 緊急特集・地域ガイドラインづくり要望編>第9段階:その4

デルタ株の蔓延が生んだ感染拡大は、小金井エリアでは、とんでもない自宅療養・待機中の数となり、入院設備がほとんど拡大できていない現状そのままに恐ろしい自宅待機の現状となっています。小金井市の:公式サイトからの情報を以下に転載して、ご紹介します。

追加情報>21日朝に19日発表の市内の感染状況から

19日に新たに33名の感染者、退院者は、7名増えたのみなので、入院患者が増えていなければ、療養者は、26名増となります。


20日段階の感染状況報告

8月7日時点の感染状況は、入院51名で自宅待機、調整中がなんと、226名(感染者の約8割)、宿泊療養にいたっては、たった8名のみです。18日現在でその後の入院状況は告知されておらず、その下の7日から、18日現在までの感染者は、297名増加(内退院は、224名。もちろん、14日経過すると自動的に自宅療養者は、退院扱いですから、減ってしまいますが、実態は不明なのです)で73名の自宅待機または、調整中(宿泊療養が増えないとして)のようです。入院者数の50~51名は、ここ半月変化がない現状から、増えているとは思えません。それだけの入院病床を小金井エリアで確保できているとは思えません。入院以外の経過観察が必須の療養者約300名の予想です。他市も担当している保健所の自宅療養、調整中の患者の経過観察数は、1,000名どころではないでしょう。これは地域における医療崩壊ではないのでしょうか?現状の新型コロナウィルス感染でのワクチン接種以外に行政のなんだかの対策は何かあるのでしょうか?

防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 緊急特集・地域ガイドラインづくり要望編>第9段階:その3

今回は、新型コロナウィルスのワクチン接種に関する最新情報の調査と認識拡大を目的としています。8月14日付、東京新聞朝刊の記事より、以下にご紹介します。

その1は、ワクチン接種による抗体価の年代による差が日本での独自な病院調査で判明した件です。実際のサンプルはさらに多くを必要としますが、現状の課題を提示するには充分なものです。高齢者のワクチン接種後の効果過信に注意を与える内容です。

その2は、国内で十分な臨床検査をできていなかたったワクチンへの課題を提示するものです。海外に居住する日本人での臨床検査でもたいした数を網羅していない検査体制への警告とでもいえるものです。改めて国内での調査を増やす必要があります。

防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 緊急特集・地域ガイドラインづくり要望編>第9段階:その2

ガイドライン作成のための現状把握へ

その2では、ガイドラインを考える上で現状の小金井市とその状況に大きな影響のある東京都の感染状況を見てみます。小金井市での現状(7月前半)感染者・入院者のデータを以前(3~5月)と比較してみます。

1) 小金井市域での入院・療養患者数の変遷を見る

小金井市域では、7月前半は、累計感染者数が1,000名を超えてはいるのですが、入院・療養者数は、およそ40名。ほとんど増減がなく、入院者はその半数20名で、療養・待機調整中者も20名程度と半々です。また、以下のグラフに見る3月~5月までは、20名規模から、5月80名規模まで拡大を続けていたことを考えると安定しているようです。

続いて、東京都の感染状況についてを作成、投稿予定です。

防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 緊急特集・地域ガイドラインづくり要望編>第9段階へ

新たな「新型コロナ・ウィルス感染に関する研究」を知り、現状のガイドラインを考える

続報です。本サイトで5月の第8段階でのG2P-Japanよりの発表について、詳細論文が6月に発表されました。以下をご覧ください。

東京大学医科学研究所のサイトより
「ウイルスの感染力を高め、日本人に高頻度な細胞性免疫応答から免れる SARS-CoV-2変異の発見」こちらから PDF資料はこちらから、ご覧ください。

上記サイトからの発表概要は、以下に転載します。

<転載部分>

東京大学医科学研究所 附属感染症国際研究センター システムウイルス学分野の佐藤准教授が主宰する研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」は、新型コロナウイルスの「懸念すべき変異株」である「カリフォルニア株(B.1.427/429系統)」と「インド株(B.1.617系統;デルタ型)」に共通するスパイクタンパク質の「L452R変異」が、HLA-A24を介した細胞性免疫からの逃避に関わることを明らかにしました。また、「L452R変異」は、ウイルスの感染力を増強する効果もあることを明らかにしました。
本研究成果は2021年6月14日、米国科学雑誌Cell Host & Microbeオンライン版で公開されました。

<転載、以上>

防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 緊急特集・地域ガイドラインづくり要望編>第8段階へ

5月2日:追加情報

*日刊ゲンダイ(Yahooニュースより)からの4/26の記事>こちらから
*朝日新聞デジタル4/28の記事>こちらから
*国のインド変異株対策:5月1日以降の処置>こちらから

5月1日:最初投稿

いよいよ、変異ウィルスは、新たな事態を生み出しそうです。これからは、大阪からのイギリス変異株の脅威と思っていたら、インドからの変異株の脅威(英国株がインド変異株に置き換わって生じた現在の状況です)がそれ以上と知って、驚きました。特にアジア人の特性に合わせる(日本人を含むアジア人特有の白血球免疫特性を逃れる)ように変異して、重症化、感染拡大のスピードともに驚異的です。しかも、ワクチン信仰では、乗り切れない可能性すらあります。日本国内の体制の遅れや水際対策の失敗がどんな事態を招くかわかりません。本当に要注意なのです。以前の緊急事態とはレベルが違うと認識する必要があります。これからの国内での感染予防対策のガイドライン自体を大きく変えなければならないかもしれません。以下に貼り付けた東京新聞の今朝の記事を参考にしてください。

<2021年5月1日の東京新聞より転載>

<転載、以上>

上記の東大、熊本大の研究チーム「G2P-JAPAN」の報告は、こちらをご覧ください。