雨水活用ワーキンググループ(Utilization of rainwater Working-group)

更新:2024年4月10日

このワーキンググループは、生活環境部会の住環境の課題(雨水や太陽光、風力などの利用、空き家、狭小住宅、老朽化、耐震化)の解決を模索する活動の中で特に雨水利用を推進する目的で設置されました。

<ワーキンググループのビジョン>

小金井市では、以前から、雨水貯留設備の設置に補助金などがあり、設、拡充には熱心でした。実際、公共施設から個人住宅まで広く、雨水タンクなどが設置されてきました。

しかし、この普及はどこまで実際の雨水利用を促進し、水の循環を助けているかは良く解っていないのが現状です。設置はしたものの、利用は?というのが現状ではないでしょうか?そのいい例が、民間大型マンションなどの雨水貯留設備です。貯めてはいるものの、植栽への散水やトイレの洗浄水利用などとうたっておきながら、実際は、植栽の散水は水道からの自動給水設備がほとんど、トイレの洗浄水に至っては災害時のみとして、普段は、供給することは皆無で、基本的には条例範囲内での全量下水への排水というのが実態です。居住者、利用者自身が求めない、その実態を知らない限り、水の循環経路としては、下水や下水を通じての河川への垂れ流しのみというのがほんとうのところです。このプロジェクトでは、こうした実態の打開と利用する側の理解、その上での誰でも利用しやすく、設備の有効活用が可能な環境づくりをすることにあります。そのための現状把握(information)、意識改革(awareness reform)から、学び(education)、設備改善、利用方法の改革(action)を進めていきます。まずは、「現状を知ること」から、始めていきます。

活動の詳細は、カテゴリー「雨水活用プロジェクト」の投稿をご覧ください。定期的な報告は、このコーナーでもまとめてご報告いたします。

5)2024-25年雨水活用、及び浸透推進プロジェクトについて

民間雨水貯留設備計画づくり:方向性

新規のアパートや集団施設の分室でのベランダに雨水貯留設備を設ける活動を試行してみます。大家や施設管理団体ではなく、個別の室にベランダを活用できないか?それとLFCコンポストとの連携を模索するベランダ植栽を考えてみたいと考えています。

小金井市の以前が実施してきた雨水の地下浸透、貯水設備の設置推奨、補助などを核にその現状把握と課題抽出、さらなる利用提案づくりを行う。

第一四半期活動:市の公共施設の雨水貯水設備の現状を把握することで、さらなる民間、市民の貯水設備設置、利用の実態を把握し、実際的な活用促進を図るための計画づくりへとつなげていく。年度内の活動基本方針としては、環境政策課や市内の市民活動グループと協力して、現状を調査し、その実態を公表するとともに課題解決策を立案、発信していく。

1)2017年9月~12月:市内公共雨水貯留施設(4箇所)調査

>以下のぺーじから詳細をご覧ください。

準備(8月) *調査実施(9月) *実施詳細(投稿欄の雨水貯留設備タグからご覧ください、2018年1月~4月に本サイトに投稿予定) *調査後の課題整理と対策実施、今後への研究(2018年5月以降を予定)

第二四半期活動:第一期の市の公共施設の雨水貯水設備の一部の現状を把握したことで、さらなる民間、市民の貯水設備設置、利用の実態を把握し、実際的な活用促進を図るための計画づくりへとつなげていく。調査した公共施設の雨水貯留設備については、市民参加による改善や利用促進活動を実施し、その成果を発信していきます。また、住宅の雨水利用でなく、Web学習で展開している雨水浸透講座の「道路浸透桝の活用」を材料に市域での道路浸透設備の現状把握とその活用整備を目的としたプロジェクトを新たに立ち上げていきます。

その他の展開:上記の道路浸透桝設備調査の成果を環境市民会議で予定している「武蔵小金井駅南口第2地区再開発事業での雨水浸透推進のためプロジェクト」に協力して、情報提供するとともに同活動と連携していきます。具体的には、市内の都道道路浸透桝設置状況の調査(東京都北多摩南建設事務所での道路設備マップ閲覧:都庁への申請後)を実施。

2)2018年雨水活用、及び浸透推進プロジェクトについて

武蔵小金井駅南口第2地区再開発事業での雨水浸透推進のためプロジェクト:小金井市環境市民会議の新プロジェクト開始。「武蔵小金井駅南口第2地区再開発事業での雨水浸透推進のためプロジェクト」の基本の方向性提案と準備活動の実施<2018年3月環境市民会議運営会にて承認済。4月定例会に提案検討。>

*「同第2地区」でのさらなる雨水浸透推進が不可(地下水観測井戸の継続観測と今後の市での管理運営の中止との決定が出る)という市と地下水保全会議の判断が2018年8月に出される。市民会議のプロジェクトとしては、今後の雨水浸透推進のために新たに地下水保全条例や公共施設を含む、大型施設での雨水浸透推進(地域住民、市議会、市民会議との連携)を目標にあらたなプロジェクトとして再設計を進めることに。年内に雨水浸透勉強会を市民レベルで実施することを検討中。

雨水活用プロジェクト:同プロジェクトとしては、市の貯留タンク設置補助制度の告知と同時に市民への雨水貯留設備に関する相談実施を検討。

<実施計画>:具体的には、こがねい市民まつりの「第52回消費生活展」(10月27日:上之原会館で開催)イベント会場での試験的な「相談窓口設置」と雨水市民の会の協力の元、こどもと保護者向けの「雨つぶぐるぐるすごろく」体験実施コーナーの設置を計画、実施。同時に雨水市民アンケートや生活環境部会での公共施設の雨水浸透設備調査報告や市内の各地域ごとの市内雨水浸透&道路浸透桝設置学習セミナーの案内も実施予定(本サイトの画面をプロジェクターで紹介)。

3)2019年雨水活用、及び浸透推進プロジェクトについて

雨水浸透学習:<下水道課設置の市道道路浸透桝の見学と学習>2018年から継続の下水道課との連携の道路浸透桝工事見学(2019年1月~2月)「東京農工大宅東側工事見学予定」>実施計画策定と概要、実施報告は、こちらから

*NEW!

既存道路浸透桝調査:道路管理課の資料調査(下水道課と別使用の道路浸透桝設置推進中)の実施。>道路浸透桝調査実施

民間雨水貯留設備調査:方向性

実情調査を実施し、老朽化している雨水貯留設備の廃棄や修理、改善の推進(ごみ対策課とも連携し、廃棄する際の材質を考慮した設備評価の実施を検討)>第一期案:「モデル町内会と交渉し、エリア単位での勉強会開催と調査実施を計画」>こちらから

NEW!

2018年度の「雨水市民の会」との交流で実施した「雨つぶぐるぐるすごろく」の発展形としての、「小金井雨つぶぐるぐるすごろく」の開発(ベースを市民の会のすごろくとして、地域性を盛り込んだ小金井ヴァージョンの開発をする。目標は、市民、学生との協働による開発>こちら(検討中)から

*法政大学湧水調査システムの継承プロジェクト:2018年度から継続しての湧水水量、及び水質調査(一部井戸水水位調査)の継承を目的とした打ち合わせ・情報収集(現地見学と設備システム学習と検証作業)を継続して実施した。>こちらから
2019年中に、各計測地点の湧水所有管理者とも相談、調整し、環境市民会議に継承計画課題と実施可能性の報告予定。

4)2020-21年雨水活用、及び浸透推進プロジェクトについて

雨水活用と環境配慮住宅学習の連携:<市道道路浸透桝に加えて、雨水活用(環境共生)住宅の見学と学習を連携>市内のビオトープのこれまでと現状把握<民間住宅・学校・市民活動によるビオトープなどを2020-2023年の4年間で計画>

〇第一期:
その1*継続>設置後3年以上経過した市道道路浸透桝(下水道課に交渉予定)
その2*新規>第1弾:民間住宅ビオトープ:アースビレッジルミナス武蔵小金井:資料学習(2020年)・現地ヒアリング(2021年)・全体学習会(学校ビオトープ活動の取材も含め、2022年)>
第2弾:2022年より>野川ビオトープの会(藤崎)、または学校ビオトープ<緑小学校、学芸大学付属小金井小学校(関田元副校長)や大学構内:子ども遊パークエリアの元ビオトープ後、万葉池>などの候補より、交渉後に選定予定
その3:未定>設計中

4)2022-23年雨水活用、及び浸透推進プロジェクトについて

民間雨水貯留設備調査:方向性

実情調査を実施設計し、老朽化している雨水貯留設備の廃棄や修理、改善の推進(ごみ対策課とも連携し、廃棄する際の材質を考慮した設備評価の実施を検討)>第一期案:「モデル町内会と交渉し、エリア単位での公共施設を中心に可能な限りでの住宅での勉強会と調査実施を計画」>〇主要公共施設の調査、新規補助金住宅施設での調査、大型集合住宅での調査設計へ

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