防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス:現状調査と情報学習>東京都、多摩編

東京都の新型コロナウィルス対策サイトや地域情報から、現状を読み取る

今回は、現状の様々な情報サイトやメディアからの情報を読み解く訓練とでもいえる方法をご紹介します。情報に接して、理解いるようで、その実態を把握するのは案外難しいものです。ちょうど、この新型コロナウィルスという機会にそうした情報の読み解き方を確認していけたらと考えています。

その1:報道、ニュースからの入口

昨日、NHKニュースでも流れたので多くの方がご存じの以下の「武蔵野警察署での感染者確認」というNHKのニュースを先ず、ご紹介します。

<NHKニュースより、転載>

武蔵野署の警察官 感染確認 70人余を自宅待機 本部から派遣も

2020年4月6日 1時07分

警視庁の武蔵野警察署の警察官が、5日、新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。警視庁は一緒に勤務していた署員ら70人余りを自宅待機とする一方、警察署の機能を維持するため本部からおよそ30人を派遣し、パトロールなどにあたることにしています。
警視庁によりますと、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、武蔵野警察署の刑事組織犯罪対策課の33歳の男性警察官です。

先月26日に署での勤務中に体のだるさを感じ、自宅待機を続けていましたが、4日にPCR検査を受け、5日夜、陽性と確認されたということです。
また、この警察官は、先月9日から当番勤務の日以外は千代田区にある警察施設で捜査講習を受けていたということです。警視庁は一緒に勤務していた署員や、講習の参加者など、合わせて70人余りを自宅待機にする措置をとりました。
その一方で、警察署の機能を維持するため本部の警備部や地域部からおよそ30人を武蔵野警察署に派遣し、パトロールなどにあたることにしています。
警視庁では、ほかにも鮫洲運転免許試験場に勤務する警察官ら2人が感染したほか、4日に赤坂警察署の警察官の感染が確認され、本部から100人余りを増援する対応を取っています。

<転載、以上>

いかがでしょう?武蔵野署は、三鷹市北口駅前の警察署です。5日に感染者として、確認されているわけですが、同署の職員や講習(千代田区での開催)参加者は、自宅待機です。つまり、症状が出ない限り、検査はされず、不明のまま、家族と一緒に自宅で暮らすということになります。東京都の感染者情報では、東京都内&市町村エリア(どこの市町村になるのでしょう?三鷹市?武蔵野市?)の感染者が1名記録されるわけです。この職員は、症状がでたので当然、相談センターなどに確認し、近隣の指定医療機関(どこでしょう?)で検査し、確認されたことになります。

その2:東京都の感染者情報を感染者対策サイトの発表情報から、先ず、「検査実施」、その次に「感染者(発生)数」情報を読む

以下は、4月6日の同サイトの検査数の統計情報です。同サイトから以下に部分転載します。

残念ながら4月6日に公表されるのは、この検査数の情報は4月2日の実績数です。それまで200件を切っていた実績数は、一気に2日時点で400件を超えています。それだけ、症状が現れ、検査が必要とされ、指定病院で検査された方が増えているということになります。この警察官がPCR検査をされた4日の実数は、この統計でみると4日前ですから、4日後の10日にならないと判明しないことがわかります。一体何名の検査数になるのでしょう?その数が気になります。一方同じサイト内の感染者数の記録には、タイムリーな数字が記載されます。以下にそのデータをご紹介します。6日には、5日の感染者(発生)数が記載されるので、この数字には、当然、上記の警察官も含まれることになります。

この数字を見ると143名の中に含まれています。多分内訳では、調査中に入るのでしょう。上記の検査数は、10日に判明するので、その数が分かると検査数に対する発生数の割合が判明します。確認してみてください。何件検索して、何名が感染したと発見されるかが実は重要なのです。同じ論理で行くとこの発生数は上記グラフでは、検査したものが翌日には判明するので、1日に180件程度検査した結果は、2日の感染者数に対するものということが分かります。以下に2日の感染者数をご紹介しましょう。

検査数に対する感染判明は、180名中、97名で約54%という半数以上ということが分かります。5日の143名の判明した際の検査数を早く知りたいものです。また、感染が疑われる「感染者との濃厚接触者」を検査はしませんが、した場合は、一体どの程度の判明率なのでしょう?自宅に戻った武蔵野署の職員や千代田区で講習を受け、自宅待機となった70名やその家族など全てを検査できれば、その数字が見えてきますが、実際には検査はされないので不明です。この家族が関係者を検査して、判明すると市町村別の感染者数にも変化が生じるのかもしれません。ちなみにこの5日時点での市町村の感染者数は以下の通りです。

実は、武蔵野署の近郊市町村の武蔵野市は、2日の4名から変化がなく、三鷹市は、7名だったのが、8名と1名増えています。ただ、この感染した署員の居住地も不明なので実際にはどこに反映しているかは不明です。署員ですから、調査中に含まれているとは思えませんが。

次回のシリーズ第2弾は、医療崩壊が騒がれる今、医療体制についての情報を取り上げてみたいと思います。

追加情報>4月7日に公開された4月4-5日の検査数情報を確認する

まだ、4月7日段階で公開されていなかった週末4-5日の検査情報は以下の通りです。約60~80名程度の検査だということが分かります。にも拘わらず、5日に143名の感染者が確認されたということは、その前の週の検査結果が遅れて判明したことになります。翌日判明するというのは緊急の特異例で、やはり検査結果がでるのには、数日かかっているようです。

<情報を読み込むシリーズ:第1弾 了>

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