防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 都内&小金井市編>第7段階へ

<5月12日配信の状況報告>

小金井市内の精神科病院「小金井病院」での3月下旬のクラスター発生後の継続報告(第三報)が同病院の公式サイトから発信されています。以下に転載します。その感染者の年齢構成や重症化の有無、変異株での感染の有無などは全く報告されていません。第8段階として報告しているガイドライン提示の必要性についての投稿も含めて、ご覧ください。

<転載部分>

2021年5月12日 お知らせ
新型コロナウイルス感染症発生のお知らせ(第三報)

3月25日に発生した新型コロナウイルス感染症の現在の感染状況をご報告いたします。

男子療養病棟から感染が始まり、男子療養病棟では45名が感染し、
3月27日に混合療養病棟に感染拡大、37名が感染する事態となりました。
その間、保健所の指導を仰ぎながら感染拡大防止対策に職員一同取り組み、
一旦は終息に向かうと思われましたが、4月18日に一般男子病棟に感染がさらに拡大し、49名の感染者を確認するに至りました。

5月7日に混合療養病棟で2名の感染確認後は、新たに確認されておりません。
職員は、看護師11名、准看護師3名、看護補助者7名に感染が確認されています。

徹底した感染拡大防止対策を実施していたにも関わらず、感染が拡大し、患者様、ご家族の皆様、関係者の皆様には更なるご心配とご迷惑をお掛けしています。
保健所の指導の下、感染予防の手順、手技、管理体系の検証を行い、更なる感染拡大防止対策を行っています。

患者様、ご家族の皆様、お取引業者様、関係者の皆様、また地域の皆様には、
多大なご心配とご迷惑をお掛けしておりますが、感染拡大防止に職員一同取り組んでおりますので、何卒、ご理解、ご協力をお願いいたします。

外来診察及び入院患者の受け入れは中止しております。ご面会も引き続き中止しております。
また、物資のご提供、並びにアドバイスを頂きました小金井市医師会会員の先生方、
小金井市健康課、地域保健所、東京都精神保健医療課並びに医療機関の皆様に感謝申し上げます。

2021年5月12日(水)

医療法人財団美生会 小金井病院
院長 坂上紀幸

<転載、以上>


<4月25日配信の状況報告>

第7弾の2回目は、自宅及び施設での療養についての報告の実態をご紹介します。そのデータの読み方をご案内します。以下は、小金井市公式サイトの入院・療養など感染者変遷データです。

東京都の公表データを基本とするために25日日曜現在で、22日のデータが以下のように最新となります。

<小金井市公式サイトより転載>

<転載、以上>

さらに入院・療養者の詳細となると以下のようにさらに5日前の17日が最新のデータとして、上記のデータの下に掲示されています。さらにデータの変遷は、PDFとして、その下にリンクをクリックするとさらにその1週間前10日までの変遷が週1回単位で表示されるのみです。

<転載部分>

<転載、以上>

ここで面白いことに気付きます。1月2日から一週間単位での自宅療養者数の変遷をみると

1月2日 9→52→77→88→62→37→4→2→6 2月27日

となります。2日から翌週の9日にいきなり52名増え(前週より41名増)、さらに翌週16日には77名(前週より25名増)、その翌週の23日には88名(前週より11名増)、ところが、翌週の30日には62名といきなり26名減となります。

どう見ますか?23日までは自宅療養者は増加の一途だったが、30日には減って良かったということでしょうか?実は東京都の公表する自宅療養者数というのには、簡単なマジックが潜んでいます。それは、療養経過日数が2週間を超えると自動的にまるで感染がなくなったかのように自宅療養数から削除されるというものです。つまり、最初の週に自宅療養として、増えた41名は、翌翌週の88名からは、自宅療養終了として、自動的に差し引かれているのです。もし差し引かれなければ、自宅療養者はこの時点では129名なのです。感染がなくなったという証明ではないので、これらの41名は症状が悪化して、入院にでもならない限り、退院者数(療養修了者を含む)などに自動加算されます。感染の実態は不明というのが実際なのです。つまり自宅療養は常に増加(新規の療養者が増加)を続けなければ、自然に消えていくというわけです。それで良いのでしょうか?自宅療養中に症状が悪化して死亡する事例が増えている現状の変異ウィルス感染で大丈夫と思われますか?この数字がこの公式サイトに掲載されるのに1週間かかれば、その一週間後にはカウントされなくなります。ご存じでしたか?東京都のデータを元に情報提供するということはこの方式を認めたというわけになります。実際不安です。

<以上>


<4月21日配信の状況報告>

第7弾は、第3波から、第4波だと騒がれている都や国のコロナ対応下で小金井市のコロナウィルス感染状況を報告していくことにしました。小金井市の公式サイトにある公開データをより見やすいグラフでご紹介します。3月頭から、現在までの変遷をグラフ化しました。

患者数とも入院率とも増加傾向はみて取れます。その中で最も心配なのは入院・療養者数の増加です。この方々は、一体どこで入院・療養しているのでしょうか?病床が確保されているのでしょうか?それとも療養という区分でホテルなどの宿泊施設?それともご自宅でしょうか?

入院率と記載していますが、正確には、入院及び療養者、調整中待機者率です。

<この項 了>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください