法政大学山田研究室の湧水・井戸調査の継承のための調査活動:実測定調査活動に同行

4箇所の湧水と1箇所の井戸測定への調査同行

12月7日13:30より2時間の工程で法政大学の藍原さん他1名に同行して、4箇所の湧水(はけの森美術館・谷口邸・貫井神社・滄浪泉園)と1箇所の井戸(三楽の森)の測定作業に同行しました。

こちらで車を用意し、二人を法政大学正門前で拾い、今後の基本測定作業内容を知るために5箇所の測定作業内容を観察し、計測活動の継承に向けての実測定確認を行いました。

<基本測定作業>

1)ロガーによる現地に設置されている測定器に蓄積している測定データ(電導率計)の収集

2)その他のPHなどの水質計測(持参した測定器2種で測定)

3)大学で測定するための現地での水サンプル収集(各箇所2サンプル)

4)大学で設置した堰(三角堰など)の水位をメジャーで実測定し、ロガーで収集したデータの補正に利用する

5)測定器、堰の状態を目視で問題がないか確認し、問題があれば修正するなり、補修(後日、または当日)する


●湧水における測定機器設置状況と上記作業内容の画像

はけの森美術館に設置されている測定装置

測定装置は、鍵のかかった測定器本体BOXとそこから湧水水路に延びるホースの先にの計測器具部分から構成されています。鍵はどの設置個所のBOXも共通の鍵で空くようになっています。

測定器のはいたBOXを空け、2種類のデータログをそれぞれの端末ごとにロガーとリンクして、データを収集している様子

2人で手分けして、一人は、Box内に蓄積されたデータ2種をそれぞれの端末機にロガーをリンクして、データを収集します。その間にもう一人が持参した計測器でオンタイムの水質データ測定とサンプル水の収集を行います。


持参した測定器の測定器具部分を湧水に付けて、データを表示させる(後で書きとる)
水サンプルは、小型のポリ容器を持参し、一箇所で2サンプルを収集する

その後、大学で設置した堰(三角堰)の水位をメジャーで実測定して記録する。三角堰の場合は、三角の中心点の水深を図り、平な面の堰の場合は、両脇とセンターの水深を図り、その平均値を記録するそうです。

設置されている三角堰(はけの森美術館の例)
水深を定規での計り方

湧水の場合は、以上の現地測定を繰り返します。また、三楽の森の井戸の水位計は、圧力式水位計なのでロガーによるデータ収集のみです。課題は、既に設置されている計測器具が落葉に埋もれてしまっている場合の清掃や本来は、三角堰なども毎回落葉を片付けてキレイにした方が年間で時期に左右されない正確な計測ができるとのことですが、手間がかかるので毎回はしていないようです。ただ、現状の設置してある計測器の電池は2ヶ月に1回の交換が必要で、今回はまだ、1か月ということで、1月に交換する予定とのことでした。

計測機器メーカー、機器の製品詳細は別途、前回の打ち合わせで確認してあり、本体、及び電池などの購入、修理などの詳細は、メーカー(2社)にも確認中です。取扱説明書などは研究室にあるものはいただきました。今までに収集したデータの確認と提供は後日、データ整理ができた段階(年明け)で分析作業課題の確認と打ち合わせをするタイミングで受け取る予定です。水サンプルの測定は、測定試薬などの予算が必要となる関係上、現在では、1種類の測定のみとのことでした。詳細は、後日、データと含めて別途に報告します。各計測地との許可関連の書類は山田先生に依頼して、いままでの大学に残っている書類を探していただいてるところです。

<報告、了>

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