市議会傍聴環境づくり:平成30年度第4回12月議会傍聴準備 その3

吹春やすたか、小林正樹議員の12月議会:日曜議会と一般質問の概要と傍聴準備

まず、準備としては、どのような質問をされるかを各市議の質問通告という議会に提出した資料をご紹介します。

まずは、吹春やすたか市議です。以下の通告をご覧ください。日曜議会と一般質問を合わせて貼り付けてあります。

<吹春やすたか議員の通告内容と傍聴準備>

日曜議会での発言通告は、2件です。1)「市内の自転車利用」と2)「市内施設の維持管理」です。日曜議会ということもあり、傍聴に来場する住民に向けた、より身近な話題を選んでおられるようです。1)では、自転車の高速化とスマホ操作のながら運転などへの対処、2)では、貫井北センターの外壁破損への対処という具体的な課題を挙げての質問です。

一方、4日の一般質問は、おなじく2件ですが、1)火災、自然災害への対処、2)西岡市政の公約の現状という質問です。日曜議会しか傍聴されない方は、通常の一般質問ではどんな内容を質問しているのかも知っておいた方が良いと思います。日曜議会だから、通常の質問だからとしっかり区分けして、おられることがわかります。もちろん、通常の一般質問に多くの住民が傍聴されるようになると状況は変わるのかもしれませんが、現状では一般質問の傍聴者は少なく、Webでの傍聴も傍聴時に表示される傍聴している人数のカウント数は、数十名程度という現状では、こうした違いが出てくるのは当然かもしれません。そうした視点で以下にご紹介する4日からの一般質問の内容をご覧ください。

NEW!4日一般質問のWe動画ファイルは、こちらをご覧ください。(12月4日更新)

1)では、電気火災という災害について、高齢者への周知を図る、消防団の消火栓点検情報の活用という具体的な課題と災害への備えは充分か?という大きなテーマを掲げての質問です。現役消防団員で防災士である吹春氏らしい質問です。また、2)では、西岡市政の公約だった「庁舎の複合施設化」と「行財政改革の進捗」と「前市政への評価」という質問です。2)の質問は、自民党市議ならではの近づく「市長選を前にしての公約達成への批判と自民党を核とする前の稲葉市政を評価させたい」という意図が見えてきます。どんな質問となるのでしょう。

傍聴時の手元資料について

次には、より傍聴時に質問内容を理解するために手元資料が重要になることについてのご案内です。

質問時に関連資料が市議、または行政側に求めて入手した資料が各議員に提示される場合もあり、そうした資料を見ながらの傍聴でないと質問内容、行政、市長からの回答も良く解らないことも多いのです。

具体的には、吹春市議の質問でいえば、電気火災の現状、消防団の消火栓点検などの現状やもう忘れてしまったかもしれない「西岡市政の公約」や「行財政改革の現状」などということに関する資料です。議場に傍聴に行けば、こうした資料が活用されて議論されているのか?または、実際の議場で傍聴する際に資料が傍聴者にも配布されるのか?などがわかるようになります。このサイトではこうした資料を各市議が提供可能な範囲で事前にこちらに提示していただくことでその資料をWeb上に掲示して、そのページを見ながら、傍聴ができるようにしています。それでなくとも例えば、消防団の消火栓点検という場合に事前に小金井市の公式サイトにある「消防団のページ」を見て、こうした点検に関する情報があるのかを調べておくことも良いかもしれません。(実は市の公式サイトにはこうした消火栓点検の情報の掲載は残念ながらありません)

そうした準備をしておくと関連資料などが提示された場合に「一体、このような資料はどこにあったのか?」とか「なぜいままでこうした資料を目にすることがなかったのか?」などという疑問にも突き当たることになります。

ちなみに「行財政改革の取組状況」については、市の公式サイトにある計画案「行財政改革大綱」やその進捗を知らせる「行財政改革の取組状況のコーナー」などを事前に閲覧しておくのも重要かもしれません。

このサイトで実施中の市議会傍聴環境づくりでの市議会資料提示はそうした目的で実施しています。一般質問に関して、各市議から資料データを提示いただけた場合は、本サイトに貼り付けておきますので、その資料を閲覧しながら、傍聴することができます。もちろん、事前に市議より提示していただけた場合のみです。残念ながら吹春議員には、情報提供の交渉がまだできていません。次に、小林議員の場合を見ていきます。

<小林正樹議員の通告内容と傍聴準備>

小林議員の場合は、まず日曜議会の質問を見ると「市民とお約束をした「緊急40億円対策」の行方についてという吹春議員の一般質問予定の公約進捗を一項目を取り上げているのがわかります。吹春議員とは戦略を変えて、日曜議会にこの公約項目をぶつけているのです。同じ質問に再度、4日には吹春議員に回答することになるわけです。質問は、議員間で調整されるわけではないのでこうした質問が重なるのは良くあることのようです。無駄といえば、無駄ともいえますが、課題のひとつとは云えそうです。

NEW!4日の一般質問のWeb動画はこちらをご覧ください。(12月4日更新)

また、小林議員の場合は、御本人の公式サイトに一般質問の質問内容と市側の回答の詳細な情報が掲載されます。12月議会の一般質問は、こちらをご覧ください。

一方、4日に一般質問では、小中学校の設備(特別教室や体育館の冷暖房設備、通学路のブロック塀撤去)やいじめ問題(実態把握と条例設置)など教育の課題を提示されています。より、具体的な資料も提示されることが予想されます。小林議員にもまだ、資料提示の交渉は進んでいないので当日傍聴の資料はこのサイトでは掲示されません。ちなみに小金井市の「いじめ防止基本方針」はこちらからご覧いだけますので、事前に閲覧しておくことをお勧めします。

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