雨水浸透設備調査:道路浸透桝編 その7

2019年2月14日:道路浸透桝工事見学第2弾>深削工事見学編 その1

今回から、2回シリーズで2019年の小金井市下水道課の市道道路浸透桝工事の第2弾である「深削工事見学」の詳細をご紹介します。場所は、第1弾同様に栗山公園西側の道路です。前回の見学場所より、幾分北側の東京農工大学の東門の北側、食堂施設の東側にあたる場所での見学です。

参加者にもヘルメットが配られ、いよいよ見学開始!

見学は、この雨水集水ます浸透化工法という工法の技術を提供している「全国非開削普及協議会」の方の説明があり、工法に関する資料なども提供していただき、非常に良くわかるものでした。

工法ガイドによる工程説明

見学が始まったのは、上記の工程では、4番目の「深削管推進工」という浸透させるための管を取り付けるための穴をスクリューのようなドリルで掘っていく工程でした。以下のような油圧式の施工機械が既に取り付けられ、スクリューオーガというドリルで掘り進んでいる段階でした。

実は、丁度見学が始まったときにトラブルは起こりました!ドリルが何かに当たって、音がして、掘る作業が止まりました。どうやら、柵の向こう側に植わっている樹木の根が侵入してきていて、ドリルに当たったようでした。組み立て式で幾つかのパーツをつぎたして堀進めるスクリューオーガを急遽引き上げて泥が巻き付いたものをクレーンで釣り上げて、確かめる作業となりました。以下は、その泥を酉ながら、実際に絡んでいる樹木の根を確かめているところです。かなり絡みついているようでした。

こうした最新の注意を計りながら、堀進められ、スクリューの長さから、予定の深さに達したかを計測して、それを記録します。

掘られた穴には、浸透構造のある下のような管が設置され、さらにその中に小石を詰め、浸透しやすくしていきます。

浸透管
深さを測りながら、小石を詰めていきます。

完了すれば、油圧で深削する機会は、クレーンで引き揚げ、取り去られ、最後の工程に入っていきます。

油圧深堀設備をクレーンで釣り上げて取り外します。

浸透用の小石が詰まった状態の完成した浸透桝は、以下のようになっています。

完成した別の浸透桝を見てみました。

実際には、この管の上部にフィルターを設置し、メンテナンスしやすくします。以下のフィルター構造の説明をご覧ください。

メンテナンス用のフィルターとは

実際に設置されるフィルターとその設置状態は以下のようなものです。

用意されたフィルター部分
設置完了したフィルター

今回の工事説明はここまでです。その後、栗山公園の健康運動センターの喫茶室で今回の工事の振り返りと今後の工事見学と道路浸透桝の現状把握について、参加者で討議をしました。その内容は、次回にご紹介します。

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