栗山公園調査:植栽調査01「寒椿」

地域コミュニティづくりワーキンググループでの公園コミュニティプロジェクト「栗山公園編」での植栽調査の第一弾です。植栽調査は、基本的には、その植栽の開花時期が一番、わかりやすいので開花時期に実施していきますが、公園内の全域を把握するのは難しいために、公園は、以下のA~Fの6エリアに区分して、それぞれのエリアのどの場所にある植栽、樹木かを情報提供した上でその植栽についての解説をしていきます。

エリア区分図(緑調査部会が2007-2011公園・緑地調査で作成したデータを元に作成しました。調査をされた串田さんに原図をいただきました。)

第一弾は、カンツバキ(寒椿)です。

先ず、Aエリアの公園の南西の入口(西側の側面)にある這い性のカンツバキをご紹介します。

Aエリアマップでは、以下のようになっていますが、このカンツバキは、低木で、エゴノキより、南側から、エゴノキの足元を囲うような形で植栽されています。下のエリアマップには、表示されていませんが、ツバキとあるのがそれかもしれません。実際の様子は、以下に表示した写真をご覧ください。

こんな状態で桜(小金井桜の若木)の北側から、エゴノキの先までの下に数株の寒椿が植栽されています。12月現在、開花時期を迎えています。

公園の南西角の寒椿群

同じ品種の株は、このエゴノキの北側にももう数株あります。

このカンツバキは、当然、植栽として選ばれた園芸品種なのですが、カンツバキの園芸品種も多数あり、品種特定は難しいのです。

これらの寒椿は、開花したのを見たところが、園芸品種の代表選手ともいう、紅色の這い性(高くならないで、横に低くのびていく特徴のもの。這うカンツバキという意味で、這いカンと呼ばれています)の品種で、「獅子頭(ししがしら)」という園芸品種のようです。この品種についての説明は、こちらの植物情報を掲載する提携サイトをご覧ください。

この寒椿は、這い性でなく、立ち性の品種もいくつか、公園内では、見ることができます。垣根に最適な品種を紹介している池の東側の垣根サンプルの中にもサザンカ、寒椿の垣根があります。

<公園の寒椿の管理>

寒椿(カンツバキ・寒つばき・獅子頭)は、花びら(花弁)と雄しべが合着する点はツバキ(椿・つばき)と同じですが、
花びら(花弁)はサザンカ(山茶花・さざんか)と同様一枚ずつばらばらになって散るという点では、サザンカの特徴をもっています。
ある意味で、両種から作られた園芸種として、ツバキとサザンカの両種の特徴を併せ持っています。
またハルサザンカと同様、カン厳密には、雌しべの子房に密毛があることから、サザンカ(山茶花・さざんか)に分類されているようです。ツバキのように次々と花が開花し、サザンカのように花びらがはらはらと落ちるように散っていくので、公園では、その花びらをこまめに清掃してあげることがその花を楽しむのに重要です。いつまでも散った花びらをそのままにして、汚い樹下を見せるのではなく、こまめな樹下の清掃が大事です。

<基本的な世話の仕方とは>

公園などに植えられている場合は、植え付けや植え替えは別として、剪定の仕方や病害虫への対応が重要となります。
剪定は、開花後、3~4月(大きく切り詰める場合は2~3月上旬が最適)。
5~6月ごろに花芽ができるので、それ以降の剪定は樹形を整える程度にとどめるのが基本的な剪定方法です。病害虫はあまり心配ない本種ですが、唯一ツバキなどと同様にチャドクガに注意が必要です。発生したらスミチオン乳剤などを散布して、除去する必要があります。
発生の予防としては、冬に葉の裏を点検し、卵塊を除去(焼却)する方法も良い方法です。

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