小金井市審議会傍聴環境づくり:開催情報告知状況の調査報告 その17

2019年5月第1弾:5月1日市報発行時点

今回は、一定範囲の審議会では、市報掲載と連動して、公式サイトの「新着情報」「イベントカレンダー」「審議会等開催予定」に告知がなされているようですが、まだ、市報掲載が圧倒的で、公式サイトでの掲載は一部という状況に変わりはないようです。

各審議会の開催・運営管理部署からの掲載依頼がなくとも、市報掲載情報依頼(申請)に合わせて、秘書課側で公式サイトに掲載するような仕組みにできないものなのでしょうか?残念です。

会議名称市報告示公式サイト:新着情報公式サイト:イベントカレンダー公式サイト:審議会開催予定
社会教育委員の会議〇55/1号掲載(5/20開催)
公民館運営審議会〇5/1号掲載(5/30開催)
廃棄物減量等推進審議会〇4/15号掲載(5/10開催)〇4/24掲載〇4/24掲載
児童発達支援センター運営協議会〇4/15号掲載(5/14開催)〇4/15掲載〇4/15掲載
子ども懇談会〇4/12掲載(5/22開催)〇4/12掲載(5/22開催)
市史編さん委員会〇5/1号掲載(5/13開催)
地域自立支援協議会〇5/1号掲載(5/14開催)〇4/25掲載〇4/24掲載
文化財保護審議会〇5/1号掲載(5/15開催)
子ども家庭支援センター運営協議会〇5/1号掲載(5/17開催)
公共下水道事業審議会〇5/1号掲載(5/20開催)〇4/26掲載〇5/1開催
行財政改革市民会議〇5/1号掲載(5/22開催)
市民参加推進会議〇5/1号掲載(5/23開催)〇4/23掲載〇4/23掲載

注:今まで未掲載の場合は、-または✖を記載していたのですが、あまりに多くて見苦しいので、未掲載の場合は、今回から、空欄としました。

小金井市審議会傍聴環境づくり:新シリーズ傍聴非常事態宣言<番外編 第1弾>

今回は、前回まで、3回シリーズでお伝えしてきた審議会の「傍聴非常事態宣言」の番外編です。4月22日に開催された「平成31年度第1回:社会教育委員の会議」での懸案事項だった「生涯学習センター機能」の一部を現状小金井市公式サイト内で実現する活動の後日談です。具体的に提言の一部がどのように実現されたか(小金井市の公式サイトで実現されたか)をお伝えしようと思います。

結果は、小金井市の公式サイトの「生涯学習」コーナーをご覧いただければ一目瞭然です。「生涯学習情報コーナー」という区分のコーナーが設置され、様々な生涯学習の情報が一覧で見られるページができました。そのことが会議で報告され、委員からは特に問題は指摘されませんでした。「取りあえず、一部でも実現できて良かった」というところでしょうか。実際のコーナーは、こちらをご覧ください。

次に私なりにこの改訂の課題を読み解き、これからの参考にしてもらうためのガイドをしてみます。

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小金井市審議会傍聴環境づくり:開催告知状況の調査 その16

2019年4月番外編:第3弾の番外編

実は、市報での審議会開催情報は、表組になっているのですが、それ以外の記事部分にも関連の会議開催情報はあります。今回気が付いたのは、「教育委員会」というコーナーでの定例会開催などの情報です。

4月15日号での情報は、3月28日に開催された定例会の報告と次回の開催予定です。4月15日号ですから、当然、3月28日開催の定例会は、報告です。どんな内容かという項目だけの紹介で、詳しくは会議録をという報告です。実は、3月開催の定例会の会議録は、次回の4月の会議で承認を受けてから、公開されるので、どんなに早くとも5月以降の公開です。実際、現在、公式サイトなどで公開されているのは、1月開催の定例会会議録で、2月の定例会で承認され、公開されたわけです。そうすると2月の定例会の会議録は、今回3月28日に承認されたわけですから、その後、半月以上は公開されないというスケジュールです。良く覚えておかないと市報を見て、この定例会の内容を知りたくとも、2ヶ月は待つということを認識する必要があります。「それ以前に知りたければ、傍聴する」しかありません。

また、次回の委員会は、4月15日開催。つまり、この市報の発行日です。急いで、傍聴に駆け付ける必要があります。もちろん、4月15日よりは前に届くことがほとんどですから、ちょうど、時間が空いていれば、間に合います。このペースだと、その次の日程も教えていただければいいのですが…。決まっていないのでしょうね。残念です。

でもご安心ください。教育委員会だけは、先まで開催予定が決まっているのです。小金井市公式サイトのこちらに掲載されています。ほっと一安心です。後は、傍聴できなかった場合の会議録だけですね。

小金井市審議会傍聴環境づくり:開催告知状況の調査 その15

2019年4月第3弾:4月15日市報発行後の報告

今回も市報掲載される審議会情報は、公式サイトには掲載されない傾向があるようです。掲載数も最も多いのが市報であることは変わりません。もちろん、全て掲載されるわけではないので、公式サイトの検索も必要になることは変わりません。掲載頻度、スペースの制限がないなどのメディア特性から、公式サイトが最も多くなるのが普通のように思うのですが、残ながら、そうはなっていません。公式サイト内での告知は、一部のみですが、その中で見れば、新着情報コーナーがもっとも掲載数が多いようです。

会議名称市報告示公式サイト:新着情報公式サイト:イベントカレンダー公式サイト:審議会開催予定
社会教育委員の会議〇4/1号掲載(4/22開催)

公民館運営審議会〇4/1号掲載(4/18開催)
みんなの給食委員会運営委員会✖(但し、平成30年度の会議録アップが4/5に掲載)〇4/22開催
市民協働推進委員会〇4/1掲載〇4/18開催
はけの森美術館運営協議会〇4/15号掲載(4/24開催)〇4/9掲載(4/24開催)
土地開発公社評議会〇4/15号掲載(4/22開催)〇4/9掲載(4/22開催)〇4/22開催
保育計画策定委員会〇4/15号掲載(4/19開催)
3市ごみ減量推進市民会議〇4/15号掲載(4/23開催)
廃棄物減量等推進審議会〇4/15号掲載(5/10開催)
児童発達支援センター運営協議会〇4/15号掲載(5/14開催)
子ども懇談会〇4/10掲載(5/22開催)〇4/10掲載(5/22開催)

小金井市審議会傍聴環境づくり:開催情報の告知状況調査 その14

2019年4月第2弾:4月15日市報発行直前の公式サイトでの告知状況調査

小金井市公式サイトでの開催告知は、次の3ヶ所に分かれているので、それぞれにどんな形で告知されていくのかをご覧ください。「審議会等開催予定」「新着情報」「イベントカレンダー」の3ヶ所です。今回から、新着情報や審議会などの開催予定などでの告知は、情報が掲載された日にちも記載するようにしてみました。

会議名称市報告示公式サイト:新着情報公式サイト:イベントカレンダー公式サイト:審議会開催予定
社会教育委員の会議〇4/1号掲載(4/22開催)

公民館運営審議会〇4/1号掲載(4/18開催)
みんなの給食委員会運営委員会✖(但し、平成30年度の会議録アップが4/5に掲載)〇4/22開催
市民協働推進委員会〇4/1掲載〇4/18開催
はけの森美術館運営協議会〇4/9掲載(4/24開催)
土地開発公社評議会〇4/9掲載(4/22開催)〇4/22開催

新たに追加された情報に関しては、基本、「新着情報」のコーナーでの告知数が一番多いようです。その内一つのみが「審議会等の開催予定」に告知され、イベントカレンダーには全く反映されませんでした。4月1日号の市報に掲載された審議会情報は、もうそれだけで十分ということか、その後も一切、公式サイトのどのコーナーにも掲載されません。もうじき発行される4月15日号には、この新たな2つの審議会開催情報は掲載されるのか、楽しみです。市報に掲載されるためには、かなり前に原稿として、秘書課に提示されている筈なので、どんな審議会の告知が載るのかは、興味津々です。

小金井市審議会傍聴環境づくり:新シリーズ傍聴非常事態宣言 その3

今回は、いよいよ3回シリーズの最終回です。

新年度の第一弾として企画した本シリーズの最終回は、直接「社会教育委員の会議」という事例で「提言・答申の形骸化」への警鐘を鳴らすだけでなく、審議会という場で市民協働がどのように可能かという提案へと繋いでいきたいと思います。

残念ならが、前回の第2弾でお知らせしたように同審議会の「生涯学習支援センター機能の実現」という提言の実現はその第一歩となる小金井市の公式サイトでの「生涯学習」コーナーの改訂という具体化から、つまずいて、まだ実現に至っていないという現実をお伝えしました。こうした色々な事情が重なっての現状を打開するには市民として、審議会にどのように関わっていけばいいのかというのが今回の最終回のテーマです。

市民協働施策のその1:1年間放置された「生涯学習支援センター機能の実現」への施策はどのようにすれば、放置されないようにできたか?

この問題は、もう一度、第2弾でご紹介した提言を読み込むことから、ご説明していきたいと思います。前回お伝えしたようにこの提言には、「生涯学習支援センターの機能について(あるべき機能の提示)」と「行政に求める役割について(実現にむけての行政の活動指針提示)」がありました。実は、もう一つ、「計画上の位置付け」という項目もあったのです。これは、現状で生涯学習計画として推進されている長期計画との連携の重要性を説いたものでした。以下転載して、ご紹介します。

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