緑調査部会活動記録・調査報告-2006年9月30日

調査部会打ち合わせ結果報告

小金井市環境市民会議 調査部会公園調査
事前調査報告

実施日時:2006年9月30日
参加者:稲垣庸子、柏原君枝、岩村沢也、狐島章一郎、曽我信也、高橋利行、串田光弘
調査場所:以下の公園
1.本町5丁目緑地(エゴノキ緑地)
2.本町2丁目緑地
3.ワダスメモリー緑地
4.中町4丁目第2子ども広場
5.はけの森緑地
6.前原3丁目公園(もくば公園)

調査部会は今年度と来年度にかけて市内全域の公園(緑地、公園、広場等全てを含む)の調査をすることになり、事前調査をおこなった。
数年前に稲垣さんが公園調査を行ったので、その経験から予定を組んでいただき、上記の公園をまわった。以下に調査員達の現場での感想をまとめた。

1.本町5丁目緑地(エゴノキ緑地)
なんとも小さい緑地で、前に車が駐車すると見逃してしまいそうである。ビルに囲まれた北側の日の当たらない空き地で、入り口のエンジュはともかくエゴノキなどの苗木はかわいそうである。市街地の中の小さな憩いの場として設けられたとあるが、鎖が張られていて中に入れない。せめてベンチを置くとか、なんとか市民が利用できるようにできないものか。
2.本町2丁目緑地
看板もなく単なるビルの間の通り道。このような提供緑地は結構多く、ビルが管理しているのか綺麗に手入れがされているものが多い。しかしだいたいが緑地という名前はなく、単なる植栽だけであるがここは立派な名前が付いている。提供緑地の内容は結構複雑でここは無いよりはまし、といった場所である。
3.ワダスメモリー緑地
中央線南側、連雀通りと農工大通りの間の小さな緑地。緑豊かな環境をいつまでも後世に残していくために設けられたとあるが、立派な柵にしっかりと鍵がかかっていて中に入ることは出来ない。下草は最近刈ったようで整理されていた。住宅地に多い隔離された緑地だが、どうにかして市民が利用できるようにできないものだろうか。ワダスメモリーはこぶしの仲間で、小金井街道の北口の街路樹に予定されている。
4.中町4丁目第2子ども広場(中町「はけの上」公園)
はけの崖線の上、谷口邸の北側に接している小さな児童公園。行き止まりの奥にあり、遊んでいる子供は見当たらない。遊具はスプリング付きの子馬が2台、真ん中に砂場があるが砂は少なく利用されていない。樹木は結構多く、四方にキンモクセイ、他にサクラ、コナラ、ドウダンツツジ等。しかし南側の崖の下、谷口邸の大きな樹林が魅力的なので、その展望台にしたらどうだろう。
5.はけの森緑地
はけの森をそのままの形で保存している緑地。かつて多かったコナラやクヌギも多くあり、生き物たちの生息地としての環境づくりも行われている。崖線の樹林帯はどんどん減ってしまいその保存は急務だ。前回の緑調査でも感じたが単体として森が残るのではなく、緑の帯として崖線全体の保存は絶望的なのだろうか。
6.前原3丁目公園(もくば公園)
結構大きいが、学校の校庭のように砂が撒かれた何もない公園である。樹木は垣根沿いに数本植えられているだけで、遊具も鉄棒と木製の木馬があるだけである。防火用貯水槽のそばに消火用の立栓が道路に面してたっている。市民参加で作られた公園だそうだが、どういう意見が出でどのようにまとまったのか聞いてみたくなった。


      1.本町5丁目緑地(エゴノキ緑地)
ただあるだけの緑地。誰がどうやって利用するのだろうか?
2.本町2丁目緑地
なぜか、手水(ちょうず)があり、水もぽたぽた出ている。
    3.ワダスメモリー緑地
レッドロビンの生け垣の中にワダスメモリーが1本植えてあるだけだ。
4.中町4丁目第2子ども広場
(中町「はけの上」公園)
子供たちはわざわざここまできて遊ぶだろうか。
    5.はけの森緑地
小さな生き物の生息、営巣場所が作られている。
5.はけの森緑地
子供の頃は自然を学ぶ格好の場所だった。
    6.前原3丁目公園(もくば公園)
さすがにベンチは3台あり、みんなで思い思いに自分なりの公園のイメージを考えた。

調査終了後、茶房「はけの道」で検討、今後の予定を打ち合わせる。

●調査項目は以前実施した「緑フォーラム」の調査用紙を元に実際調査してみて修正する。
例:生垣に高さの項目を入れる(安全面の再考)

●調査用紙の他に、緑マップの時と同じように写真による感想、意見をまとめる。

●問題をかかえる公園が多いようなので最後に全員で提案、要望をしっかりとまとめて市に提出する。
(例)
○ベンチを必ず置いて休めるようにして、公園をつなぐ緑の散歩道をつくる。
おすすめコースをいくつか作成する。
○近隣の住民の感想、意見もできるだけ調査して市民の意見の反映された公園、或いは市民参加の公園を考えてみる。

調査員全員が、それぞれなんとかしたい、どうすればいいかを考えたいという気持ちにさせられた一日でした。

撮影 写真説明 文責 (緑町 串田)

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