雨水浸透設備調査:道路浸透桝編 その8

2019年2月14日の道路浸透桝工事見学第2弾のその2、事後学習

見学後の隣の栗山公園健康運動センター内の喫茶室での参加者との討議内容です。主に今後の工事見学は今回の見学内容からの道路浸透桝への市民の理解拡大と市民協働による管理支援の話です。まず、話たのは、保守管理機能として、道路浸透桝に設置されている以下のフィルター清掃が上がりました。

設置後も簡単に専用道具で釣り上げて、取りだし清掃可能なフィルターキット
この隙間に汚泥などが詰まるので、その定期的な清掃が必要なのです。

雨水浸透設備に関する国土交通省の手引きを再度、確認する

以前から、本サイトで実施している「雨水浸透Web講座」で活用してきた国土交通省 都市・地域整備局下水道部の「雨水浸透施設の整備促進に関する手引き(案)平成22年4月」にある第Ⅲ編 雨水浸透設備の整備と維持管理の考え方 第7章「適切な維持管理」でこうした道路浸透桝(縦孔式)の維持管理に地域住民の協力支援が欠かせないことを述べています。その部分を以下に転載して、ご紹介します。

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雨水浸透設備調査:道路浸透桝編 その7

2019年2月14日:道路浸透桝工事見学第2弾>深削工事見学編 その1

今回から、2回シリーズで2019年の小金井市下水道課の市道道路浸透桝工事の第2弾である「深削工事見学」の詳細をご紹介します。場所は、第1弾同様に栗山公園西側の道路です。前回の見学場所より、幾分北側の東京農工大学の東門の北側、食堂施設の東側にあたる場所での見学です。

参加者にもヘルメットが配られ、いよいよ見学開始!

見学は、この雨水集水ます浸透化工法という工法の技術を提供している「全国非開削普及協議会」の方の説明があり、工法に関する資料なども提供していただき、非常に良くわかるものでした。

工法ガイドによる工程説明
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雨水浸透設備調査:道路浸透桝編 その5

小金井市下水道課による道路浸透桝工事見学報告 2019年1月24日 第3弾

第一回の工事見学は終了したのですが、一部疑問点が残ったので、その後調べた内容をご紹介します。メインは、浸透桝と並んで連結される、既に設置されていつ「雨水枡」についてです。工事現場では、目視で観察はできたのですが、その構造が良くわかりませんでした。最終的には、これも下水道課にお願いして、その構造を教えていただくのが良いのですが、一応、ネットで検索して、調べてみました。そのご報告をします。

小金井市内で市道に見られる雨水桝って、どんなもの?

工事見学で雨水桝をみた時にその簡単な構造(浸透桝との連結部分や、下水への排水管の位置など)や蓋がどんなものかを知ることができたので、一応その画像を以下にご紹介します。

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雨水浸透設備調査:道路浸透桝編 その4

小金井市下水道課による道路浸透桝工事見学報告 2019年1月24日 第2弾

いよいよ、今回は、道路浸透桝工事の詳細報告です。

昨年から開始した道路浸透桝調査のその2でもご紹介したように下水道課の市道への道路浸透桝設置は、毎年30箇所程度で既に120か所以上が設置されています。調査報告のその2は、こちらからご覧ください。そこでも構造図面で紹介したように、既に設置されている「雨水枡」の隣に設置する方式です。今年度(30年度)は、1月から2月の工事で中町2丁目の栗山公園の西側の市道です。設置場所は以下の工事マップをご覧ください。今回は、北側から工事を始め、南側に進んでいくようでした。24日の見学は、第2段階の工事で「外側の桝設置」でした。見学した工事エリアは、以下のマップの赤い〇で囲んだ場所です。

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雨水浸透設備調査:道路浸透桝編 その3

小金井市下水道課の市道道路浸透桝設置工事見学 その1

その3からは、数回に渡って、2019年に実施された下水道課の道路浸透桝設置工事の見学が実現したので、その見学報告をします。工事予定の市道の場所は、以下の案内チラシ(工事地域の住宅に配布されたもの)にもあるように小金井市中町2丁目の農工大通り周辺の市道で、工事期間は1月下旬から2月下旬までです。

今回は、下水道課の協力もあり、事前に工事予定スケジュール(以下のスケジュール表をご覧ください)を知った上で、第2段階の工事である「L形雨水枡設置工事」と第4段階の「雨水浸透管推進工事」を2回に渡って見学することをお願いしました。

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雨水浸透設備調査:道路浸透桝編その2

その2:エリア別道路浸透桝の現状把握

その1では、地図が見づらかったかもしれません。その2では、地域ごとに区分して、詳細を検討していきます。その1をもう一度確認したい方はこちからどうど。

まず、以下のように浸透禁止区域が無く、合流式の下水道エリアである、市の中央線より北側のエリアを見てみます。以下の浸透禁止エリアマップで白いエリアは、合流エリアです。

殆どが合流式のエリアで浸透可能なエリアです。このエリアでの道路浸透桝設置(H22-H29)は以下の通りです。先ず、梶野町エリア(北東エリア)を見てみます。

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