栗山公園調査:植栽調査>突然の桜古木の伐採

台風の影響もあり、公園西南角の桜の古木が伐採されることに

台風24号の被害後に赤いテープが巻かれ、伐採と決められていたらしい栗山公園西南角の2本の桜の古木が12月19日に伐採されました。

伐採された2本の桜の場所

根元から伐採され、切り分けられた最も南側の古木

切った切り口を見ると枯れていたわけではなく、内部も空洞化はしておらず、枝の剪定だけで良いような気もするのですが、なぜ、伐採に至ったのかがよくわかりません。地域住民や公園利用者への説明もなく、突然のように切り倒されたような印象があります。申し越し若い桜も以下のように剪定されたうえで切り倒されました。

桜自体、公園の歴史とともに人の手によって植栽されたもので、その想いを抱えて生きてきたのですから、天然自然のものではなく、計画的に植栽されていたものです。

ただ、それでも簡単に切り倒されるとなぜか悲しくなるものです。その植栽した人の想いも知らないうちに消えてしまう存在が悲しく思えるのかもしれません。「誰が、いつ、どんな思いでこの木を植えたのか」または、この桜を眺め、暮らしてきた時間に思いをはせる人には、「この地でその変わりゆく時間を過ごしてきた樹木の気持ちが断ち切られるとまるで一緒に過ごしてきた友人がいきなり去っていってしまったかのような気持ち」になるかもしれません。60年程以前にこの地に引っ越してきた私にとっては、その二つが重なってやってきたようでした。

その意味でも、この古木の歴史を調べてみたいと思います。そして、できれば、なぜ伐採するのか?誰がどのようにこの伐採を決めたのか?は知りたいものです。

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